ひとかど造句

• 聞けば彼は村ではひとかどの人物だとか。
• 彼は自分をひとかどの人間だと思っている。
• 自分ではひとかどの人間だとうぬぼれている。
• 彼は今にひとかどの人物になるよ。
• 聞くところによると、彼は村ではひとかどの人物だそうだ。
• 彼は自分がひとかどの人物だと思っているが、実際は、取るに足らない人物である。
• 人勾引（ひとかどい）ともいう。
• 逆に言えば、ひとかどの教養のある人であれば、誰でも公証人の資格が取れた。
• 弘前のひとかどの名士宅に出生、同地では中学生の頃から歌唱力に定評があった。
• 火山局では着実に技術と地位を向上させていき、数々の業務に携わり、ひとかどの技師になる。
• 北条氏政は「駿河でひとかどの働きをした」という評価を得たものの、これといった恩賞はなかった。
• 槙は札幌放送管弦楽団専属、日本音楽家ユニオン道支部代表を歴任するなど札幌音楽界ひとかどの名士。
• ただし、孝閔帝も明帝もひとかどの人物であり、それに対して武帝の息子の宣帝は暗君で、北周滅亡の要因を成してしまう。
• 東京への憧れがつのり、三日にあげず叔父?代準介に懇願の手紙（「ひとかどの人物となり恩返しをする」など）を送った。
• 母親は教育ママだが彼自身はマザコンではなく、一度失ったレギュラーの座を影の努力で取り戻すなど、ひとかどの根性を持ち合わせた少年である。
• 自身の出生について「自分はさる事情から生後すぐ実母との別離を余儀なくされ（ひとかどの名士で子がなかった）養父母の元に引き取られたと高校在学中に知った。
• 甲子園出場こそかなわなかったが、打撃力のある大型内野手として「当時の東京都高校球界ではひとかど知れ渡った存在(広島時代の同僚でもあった江藤智談話より)」注目さる。
• 長岡良子『暁の回廊』（秋田書店）－副主人公とも言える葛城皇子（のちの天智天皇）の能力を認め蘇我の血をひいていないことを残念に思ったり、上宮王家の族滅を考えていなかったりと、ひとかどの人物に描かれている。
• 笠井潔は、インテリゲンツィアを知的無用者だと述べ、彼らが革命の理想にとりつかれたのは、本来は無用者であるのもかかわらず、自分をひとかどの人間だと思い込んだエリート意識であり、過剰な自己観念であり、にもかかわらず自分を評価しない社会に対するルサンチマン、劣等感であると指摘している。